店はサムソンドンにあるアパート団地の前の商店街の建物の中にある。ニュータウンの商店街の建物は、ほとんどが3階建てくらいの四角い形で、アパートのように単調な外観をしている。人々は単調さの中に安らぎを感じる。私たちの脳は、変化のない場所では警報を発しないのだ。店内はすべて木材で内装が施されており、少し薄暗い。店舗規模はテーブルが4~5卓とそれほど大きくないが、奥に区画された焙煎室はかなり広い。焙煎だけでなく、研修室としても使われているようで、テーブルもあり、ゆとりの空間が多い。外を見ると、「コーヒーボンバリスタ学院」という木の看板が掛かっている。イム・ジョンホコーヒーは坡州にもあり、スペシャルティコーヒー専門店だ。店は秋夕(チュソク)の午前中にもかかわらず、人でいっぱいだ。大家族から一人で来たおばあさん、中年夫婦なども見える。変化した秋夕の一面を見ることができる。店には女性バリスタが一人で忙しく働いている。豆は6種類あり、香りを嗅げるようにガラス瓶に入れてある。「コロンビア エル・パライソ ライチ」を注文した。どっしりとしたコクや香ばしさよりも、風味豊かなコーヒーだ。店内でお菓子を焼いているのか、香ばしい匂いが漂ってくる。店の前の椅子に座り、アパートと商店街の間に見える一握りの青い空を眺める。澄んだ空はコーヒーの味を引き立てる。透明なプラスチック製のコーヒーカップに差し込んだ日差しがコーヒーを輝かせ、香りと共に飛び去っていったようだ。高陽市サムソンドンには、スペシャルティコーヒーが楽しめるイム・ジョンホコーヒーがある。